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03.19
2026

MVV見直し後の取り組み(発信を支える自己アップデート編)

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はじめに

以前の記事「MVV見直し後の取り組み(クレドカード作成編)」および「クレドカードに込めたVision/Missionの言葉づくり(推敲の舞台裏)」では、新しいMVVをどのように言葉にし、形にしてきたのかを紹介しました。
その中で、Visionである
『自らをアップデートし、テクノロジーで社会の明日を変える』
に添えるワンフレーズとして、「私たちが変わり、社会の明日を変える」という言葉を定めました。
この言葉を実践していくうえで欠かせないのは、「私たちが変わる」を一人ひとりの行動にまで落とし込むことです。
つまり、「私が変わる」ために何を試し、どのように見直していくのかが重要になります。

今回の記事では、私自身が「変わる」ために実際に試してきたことと、そこから見えてきた学びについて紹介します。

 

苦手をそのままにしない ~発表や説明の質を高めるために~

新しいMVVを社内で共有したり、担当プロジェクトに関する説明を求められたりする機会が増える中で、あらためて向き合うことになったのが、自分自身の「発表」や「説明」に関する課題でした。

もともと私は、人前で話すことに得意意識があるほうではなく、伝えたいことが頭の中にあっても、いざ言葉にすると話が広がりすぎたり、要点がうまく伝わらなかったりすることがありました。

もちろん、発表や説明が苦手だからといって、そのままにしていて良いわけではありません。
むしろ、Visionで「自らをアップデートする」と掲げている以上、自分の苦手分野に対しても、小さく試しながら改善していく姿勢が必要だと考えました。

そこでまずは、発表や説明の質を高めるために、自分の話し方や伝え方を見直すところから始めることにしました。

 

まず試したのは「発表練習を残して見直す」こと

まず取り組んだのは、発表練習の様子を録音・録画し、あとから見直すことでした。
やること自体はシンプルで、一度通して話してみて、その内容を記録として残し、聞き返したり見返したりするだけです。

ただ、実際にやってみると、想像以上に多くの気づきがありました。
その場では「一通り話せた」と思っていても、客観的に見直してみると、改善すべき点が次々と見えてきます。

たとえば、気づかないうちに早口になってしまうことです。
自分では普通に話しているつもりでも、聞き返してみると必要以上にテンポが速く、話の区切りがないまま次の話題へ進んでしまっているように感じました。

また、「間」がほとんど取れておらず、全体的に余裕がなく、詰め込むような話し方になっていることにも気づきました。
そのほかにも、自分で思っていたより声が小さいこと、抑揚が少なく単調に聞こえること、声のトーンに一貫性がないこと、目線が下に落ちがちで自信がなさそうに見えてしまうことなど、自分では把握しきれていなかった癖が多くありました。

正直に言えば、見直すたびに改善点が次々と出てきて、客観視することの難しさも感じました。
一方で、こうした課題は感覚だけで振り返っていても見えにくいものです。
録音や録画という形で記録を残したからこそ、「何となくうまく話せなかった」を具体的な改善ポイントとして捉え直せるようになりました。

発表や説明の質を高めるうえで、まず必要だったのは「うまく話すこと」そのものではなく、自分の現状を正しく把握することだったのだと思います。

 

小さく試すことで、次のカイゼンにつなげる

録音・録画で課題が見えてきたことで、次に意識したのは「一度に全部を直そうとしないこと」でした。
早口、間、抑揚、目線など、改善したい点は多くありましたが、すべてを同時に意識すると、かえって話し方が不自然になってしまいます。

そこで、まずは一つずつ試すことにしました。
たとえば、「最初に一番伝えたいことを一文で言う」「要点ごとに一呼吸置く」「話す順序を先に整理しておく」といった形です。

大事だったのは、最初から完成度を求めすぎないことでした。
まず試す。振り返る。次に活かす。
この流れを回すことで、発表や説明に対する苦手意識も、少しずつ「改善できる課題」として捉えられるようになってきました。

小さく試すからこそ、新しい改善の糸口が見えてくる。
「自らをアップデートする」とは、そうした試行錯誤を積み重ねることなのだと思います。

 

まとめ

今回の記事では、MVV見直し後の取り組みの一つとして、発信を支える自己アップデートについて紹介しました。

録音・録画を通じて自分の話し方を見直すことで、早口や間の取り方、声の出し方、目線など、普段は意識しきれていなかった課題を客観的に捉え直すことができました。
一方で、本番では緊張もあり、練習どおりにうまくいかない場面もあります。だからこそ、実践を経てあらためて継続課題や新たな課題が見えてくるのだと感じています。

また、人前で話す際には、白シャツにジャケットを合わせるなど、清潔感のある服装を意識するようにもしてみました。
決して特別な工夫ではありませんが、聞き手への敬意を示すと同時に、自分の気持ちを切り替え、少し背筋を伸ばすためのスイッチにもなっています。人前で話すことが得意ではないからこそ、こうした小さな準備も大事にしたいと考えています。

こうした取り組みは、Valueで掲げている「成長」「カイゼン」「挑戦」にもつながるものです。
すぐに大きく変われるわけではなくても、課題を見つけ、小さく試し、振り返りながら改善を重ねていく。その積み重ねこそが、「自らをアップデートする」ことの実践なのだと思います。

技術ネタとは少し毛色が違いますが、「どんな価値観と前提でコードを書いている会社なのか」を少しずつ知っていただくきっかけになれば嬉しいです。

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